〈薄肉(シート)及び抜き面積の広い製品を抜いた後の引き取り方法とは!?〉
※上記の方法はあくまでもトリマー後、両端2箇所引取り構造だったと仮定して述べています。
成形ラインにおける成形後の工程処理として、成形品の外枠を抜き取る機械を弊社ではトリマー(本パンチャー)と表現しております。(各メーカー様でさまざまな表現方法はあると思いますが・・・・・。)
今回取り上げた引取り装置を導入する事により成果を発揮する製品とは、前文でも述べている、薄肉シート及び抜き面積の広い製品です。この2点による不具合要因を下記で説明致します。
理由
薄肉シート
トリマー後の引き取り装置構造が、両端2箇所のみ押えで引き取ろうとすると、シート自身に腰(シート自身がその状態を維持しようとする力)がなくなり、シートしわができセンター箇所が遅れる、あるいは引き取り不可能になるのです。
抜き面積の広い製品
上記同様・・・・両端2箇所のみ押えで引き取ろうとすると、シート幅に対して抜き面積が多くなりハシゴ状になってしまいます。(この参照図は、正方形を抜いたとして解説します)これにより腰がなくなり、うまく引き取り不可能になるのです。
改善策
この参照図Aの引き取り方法(両端2箇所のみ押え引き取る方法)から追加装置でBの装置(下部には、最大シート幅より長い面長のローレットロール(駆動付)、上部には3箇所、エアーシリンダー先端部にローラーを、取り付けシート押え範囲をできる限り多くする装置)を取り付ける事により、必ず改善できます。皆様の生産向上に少しでもお役に立てれば幸いです。
大西機械設計
代表 大西 実